「朝からコーヒーなんて渋いね」って
君が言うそのたった一言がたまらなく嬉しくて
僕は毎朝、家の前の自動販売機でコーヒーを買って飲んでいる
同じ地球に生存し、空気を吸って
同じ太陽に頼り、同じ星に願う
だけど
二人が願った流れ星の落ちる先はいつも違う場所
広い世界の中でたった一人の君に出会い
おまけに気持ちまで通じ合うなんて簡単な話ではない
同じ意味を持つ言葉だって
僕の言い方、伝え方があって当たり前
ほら、同じ役割を果たす目鼻口だってみんな違うよ?
だから僕は僕の愛し方で不器用にでも君を愛す
そして
今日も実は少し苦手なコーヒーを買いながら君との会話を考えている