2つの選択肢があって そのうち片方しか選べないなんて…
曖昧なグレーゾーンが大嫌いな私でも1つには絞れない。

このまま過ごしていても いつかは1つを選ぶ時が来る
ならばその時まで楽しく過ごそうとしているのかもしれない。
それは醜いこと?ひどいこと?
私はいつだって素直に生きているのに…

今笑いかけてくれるあなたも いつかは私を怒るんだろう
ちょっと恨んで、ちょっと愚痴って
「最低だ。」って言い放つんだ

だったらこっちを選ぼうか…

いや、離れたくない。
だけど期待させてるよ?
あなたはどっちがいいの?
私は選べない…。

あなたが思うほど 私は綺麗なものばかり持ち合わせていないし
寄り道してる。まわり道してる。
時に嘘を撒き散らしながら調子よく…
今はまだ走り回っていたいんだ。

その様があなたには酷すぎると思うから
やっぱりあっちを選ぶしかないのだろうか…。

いや、もっと頼っていたい。
話聞いてもらいたいよ。
ワガママだよね?

だってあなたと私は思いの種類が違うから
たどり着ける未来は一緒じゃないの。
何度も言い聞かせてみたけど あなたは分かりきれていないのよ。
だって次の約束作らなかったら嫌な顔をするじゃない。

そう考えると冷静になってしまうんだ。
笑い合うことを考えてしまうんだ…
もう、そっけなく接していたくなるんだよ。
二人で過ごす時間さえ無駄じゃないか、なんて思ってしまう…

あなたがしてくれたこと
あなたが守ってくれたもの
あなたが教えてくれたもの
全て本物だった。宝物だよ。
だけどそれは全て私を想ってるからしてくれたことで
私があなたにとって“ただの女の子”だったら違ったよね?

私があげたもの
私が変えたもの
私が言ったこと
全て本当だったけど、いつもあなたが望むものにはなれてなかった。

あなたが私を特別にするから
心地良いだけなんだよ…きっと。
私はそれに甘えきって、あなたが感じる特別と違う“特別”を感じているんだよ…。

カレンダーを汚した予定がすべて終わったら私は1つを選ぶことにする。

泣かないで
問わないで
これが出した答えなんだ。

あなたとはもう話せない
だって楽しいから…一緒にいたいから…
また繰り返してしまうから…

運命だったらまたつなげるはずから。
だから…いったんさよならしよう

「ありがとう。」そんな綺麗には終われない。
「バイバイ。」そんな簡単にできるはずがない。

あなたから楽にしてくれたらいいのに……

最後のラブレター