「一緒にいたい。ずっとずっと。」
伝えてきた君の気持ちがわからなかった

(どれくらい思うの?本気なの?)
自分と誰かを天秤に乗せることが癖だった…

「守りたい。側にいてあげる。」
口にする君がこわかった

(受け入れられるの?受け入れきれるの?)
人を好きになることに臆病になっていた…


目に見えないものは無いのと同じで、永遠も運命も信じない

ものすごい力を持った誰かが、「上手くいかないのはお前が弱いからだ。」って
いつも耳元で囁いてくるから…  強くなろうと必死だった

一人で生きていけると思ったから、全てを背負うようになっていった


君が言うように、私は頑張り屋だったかな?
自分をずいぶんとイジメてきたかな?


本当の一人は寂しい
本当の一人は人恋しい

強がったけど… 声を聞けばつながる会話
不機嫌そうにしたけど… 急に和らぐ表情
ただ、ふれあうだけであったかくて
そんなことをすごくすごく大切に想う


服に落ちた歯みがき粉見て笑ってくれる
男らしいとからかいながらも守ってくれる

見守るような優しさと、気づいたら隣にある優しさと、
やわらかくて、春のようにぽかぽかしてて、花のように美しい
不思議でもなんでもない 見えないものをくれたね。


ねぇ、もうすぐ明ける?
その前に綺麗な夕日と綺麗な星空がある?
そんなの一緒に見れたらさ、同じ日を迎えられてる気がするね?


伝えよう
嬉しかったことを

笑おう
楽しい時は涙が出るくらい笑う時を


待ちわびた君に会いにいこう
さんざん困らされて、もうどうでもよくなって、慣れちゃったかもしれないけど、

桜の木の下まで ありがとう。を言いにいく


桜へ向かう道の途中で…