「忘れたい。忘れられない・・・」
「ちょっと泣きたくなっただけ。」
「ちょっと喉が渇いただけなんだ。」
かすんでく景色の中、サヨナラしたはずなのにあたしは必死にあなたを探すよ
遠くなる記憶の中、懐かしい音楽、香りにのせて、あなたを見つけ出した
あなたは軽快なリズムに乗りながら・・・おまけに笑ってた
あなたが傍にいてくれるなら、他に何を失おうがちっともこわくない
あなたといると好きなお洋服を着ている時みたいに何も変わらない日常がHAPPYになった
すっごいちっぽけなあたしを可愛くしてくれた
知れば知るほど好きになっていった
だけど
「大好きだから怖くなった」
私は私。「強くいたい。」
「キミは君だね。」カッコ良くいたいと思う。
だけど、あたしの前では弱くていいのに・・・
全部を共有して、必要とされたかった
“特別”って言葉にあてはまる人でいたい
ただただ一緒にいる意味を見出したかっただけなんだ・・・
生きること、食べること、・それは本能
あなたを愛することだって、それはいつからか当たり前になっていたの
叶わないけど、夢だったらいいのに
キレイな思い出のままがいいな
そんな風には思わない
失うものがあっても、次から次へと欲望が襲っても、懐かしい痛みに駆られても・・・
嫌なところ見せられたって期待を裏切られたって・・
それは全部幸せのオンパレードさ
捨てられた子犬を拾っただけでイイ人気取りでいるのは卒業しよう
あなただけに言うよ?
ただ一言だけ聞いてくれれば返事はいらない
世界中にはいくつもの好きとか愛の形があるみたいだけど、こんなにも苦しくて、だけど「スキ」とかいうこの矛盾している感情もそのうちのひとつとしておとなしく片付けられてゆくのでしょう